高級コンパクトの代名詞 コンタックスT2

バブル経済の終わりごろに、各社が高級なコンパクトカメラをいくつか発売していましたが、最も人気があったのがコンタックスT2です。
コンタックスはかつてはドイツのブランドでしたが、このカメラが出たときは日本の京セラが作っていました。
チタンボディにサファイアのシャッターボタン、そしてカールツァイスのレンズが付いて、12万円で発売されましたが、大ヒット商品となりました。このカメラは多くのプロカメラマンのサブカメラとしても活躍しました。
ある戦場カメラマンの胸に流れ弾が当たり、ちょうど胸ポケットにこのチタン製のT2が入っていたので助かった、という伝説もあります。皇太子殿下も愛用されていたようです。

このカメラの魅力はやはりそのレンズです。
下手な一眼レフよりよほど良く写ります。しかしピントを外すことがたまにあるのが弱点でしょうか。
ファインダーを覗いたときに見える中心の丸より少しだけ左側に、ピントを合わせたいものを持ってくるのがコツだったような気がします。
そして、よく壊れるのも弱点です。私の知り合いにT2を持っている人が数人居ましたが、どのT2も修理でメーカー送りを経験しています。

私に勧められてT2を購入した友人が居ましたが、彼はT2をとても気に入り、どんどん写真にのめりこんで行きました。そんな彼を見て、ああやっぱりT2が欲しいな、と思うのでした。