なぜかふっと旅に出たくなってしまう話~写真も撮りたい

 沢木耕太郎さんの深夜特急は1から6までありますが、中でも私が一番面白いと感じるのは2のマレー半島、シンガポール編です。同じアジアという事もあります。しかし同じアジアで似たようなところがありながら、やはり独特の異国情緒を感じるところがたまりません。それをこの旅行記には、ちょっとした景色、立ち寄った場所で食べた食事、そしてその土地の人々との触れ合いなど、事細かにそしてとても興味深く書かれてあります。

 マレー半島のタイ、バンコクでは食堂でとても働き者のそして正直者の少年と出会います。そして偶然入った安ホテルはなんと現地の娼婦の根城となっている所でした。そこで色々な面倒だったり、おかしかったりする事が起こります。

 次はシンガポールを訪れます。ここでは、現地のあまりの観光地化ぶりにちょっとつまらなさを感じてしまったようです。しかしその後、ニュージーランドから来た同じ旅行者の青年と出会い、その若者の旅のスケールの大きさにある種のショックを受け、この旅の意味をもう一度考え直すのでした。そして次の旅行地カルカッタに向かいます。

 この旅行記を読むととなぜか旅に出たくなります。(そういう方が多いと著者も話していました。) 旅に出て、普段の自分から解放されてみることで、今迄見えなかったことが少しでも見えてくるような気がするからでしょうか。

私にそのように思えてなりません。

 そして旅に出たらもちろんあちこちで写真に撮りたいです。